経理のお仕事#1 経理って実際にどんなことしているの?

2018年3月14日仕事・転職, 会計経理の仕事, 経理実務

経理ってどの会社にもいるけど何やってるの?って思っている人も多いのではないでしょうか。

今日は僕の本業である「経理のお仕事」について紹介したいと思います。

経理って何??うちの会社にもいるけど毎日何をやっているの?とイマイチ会社の中でもピンとこない経理職。。。

本当はこんなことやっているんだよーってのを紹介していきます。新卒で経理に配属されてしまった人や未経験で経理をやることになってしまった人の参考になればと思います。

経理とは?

経理の仕事は一言で言うと「日々の会社の活動を数値化し報告すること」が主たる業務となります。会社の活動一つ一つを簿記(※)という手法を用いて数値化し会社の資産の状況や損益の状況を経営者へ報告します。経営者はその報告を見て、今後の経営戦略を練ったり、事業計画を作成したりと重要な経営判断を行います。

一般的に経理は何かとうるさいし、細かい人が多いというイメージがありますが、これらはすべて経営者に対して「タイムリーに正確な数字の情報を提供する」ためであり、経理が優秀でない場合、経営者は経営判断を誤り、最悪の場合倒産に至るケースも考えられます。

そのため、経理はうるさい、細かい人が多くなります。経理のミスは経営判断を誤らせる可能性があるからです。

※簿記とは…

簿記(ぼき、英語: bookkeeping)とは、ある経済主体が経済取引によりもたらされる資産・負債・純資産の増減を管理し、併せて一定期間内の収益及び費用を記録することである。より平易な言い方をすると「お金やものの出入りを記録するための方法」が簿記である[1]。今日では、最も一般的な簿記である「複式の商業簿記」を指して単に「簿記」と称することが多い[1][注釈 1]。簿記は、会計学よりも会計における実務に近い部分を担当する。

引用元:ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B0%BF%E8%A8%98)

経理の具体的な仕事内容は?

経理と言ったら漠然と思いつくのはまず「お金の管理」ではないでしょうか?

これも経理の立派なお仕事の1つです。

でもそれだけではありません。経理の仕事はざっと並べてもたくさんあります。

  • 現金の出納管理
  • 従業員の立替経費精算
  • 伝票の起票/整理
  • 請求書発行
  • 売上の集計
  • 固定資産管理
  • 預金の入出金管理
  • 原価計算
  • 各種税金/社会保険料の納付(源泉税/社会保険料/固定資産税/消費税/法人税等)
  • 月次決算報告書作成(損益計算書、貸借対照表、予実差異分析等)
  • 決算短信、四半期報告書、有価証券報告書作成
  • 会社法計算書類作成
  • 税務申告書作成
  • 予算編成
  • 内部統制対応(J-SOX)

大きくはこんなところになるでしょうか。

 POINT難しい言葉ばかりなのでそれぞれの具体的な内容については随時説明していきたいと思いますので、ここでは「ふ~んこんなことやっているんだ」程度に見て下さい。

大きい会社ではこれらの業務は細分化されそれぞれ、財務、経理、税務と部門が別れていることもあります。しかし、中小企業のほとんどがこれらを全て経理が担っていることがほとんどです。

経理の月次業務

経理の仕事は月末月初に業務が集中する一方で月半ばは割かし業務が落ち着くという特徴があります。

なぜ月初に業務が集中するかというと、経理の仕事はあくまで「日々の会社の活動を数値化し報告すること」です。この「報告」はタイムリーでなければなりません。

例えば自分が経営者だったとして、前月の経営成績をその翌月末近くに報告されたとしたらどうなるでしょうか。その報告された時点までの経営判断は間違っている可能性がありますよね。

だって儲かっていると思っていて、その分設備投資を行ってしまったとします。でも実際は多額の損失が出ていて設備投資をしている余裕なんてなかった…なんてこともあり得るわけです。

それだけ経理は「スピードが命」なんですね。

経理が月初にやる業務

経理にとっては月初が一番忙しい時になります。具体的に月初に行う業務は以下の通り。

  • 取引先への請求書の発行及び売上の集計・伝票処理
  • 外注先からの請求書回収及び外注費の伝票処理
  • 仕入先からの請求書回収及び経費の伝票処理
  • 社員の立替経費の伝票処理
  • 減価償却費の計上
  • 原価計算
  • 財務諸表の作成(損益計算書、貸借対照表)
  • 資金繰り表の作成
  • 月次決算報告書作成(毎月の経営成績を報告するための資料)
  • 予算実績の差異分析

経理の人たちはこれらを大体第1~第7営業日で全て完了させ、経営会議や取締役会の場で報告を行います。

経理が月半ばにやる業務

経理は月半ばは次の月次決算に向けての準備や業務改善に向けての取り組みを行うことが多いです。ただスポットで行う業務も多々あります。

例えば営業担当者から「過去のA社との取引履歴を見たい」という問い合わせがあれば、A社との過去の取引データを集計し営業担当者に報告したりします。

あくまで月次決算だけの場合だよ。これが四半期決算、年次決算の作業が入ってくるとまた違う話になるんだ。

経理が月末にやる業務

経理が月末に行う業務として定番なのが「支払業務」です。取引先への支払いや社員の給与支払い、社員の立替経費の支払い等です。また逆に自社の債権管理(取引先へ請求したお金がしっかり入金されているかの管理)も月末に行われることが多いです。

なぜかというと取引先の支払い条件が月末支払であることが大半であるからです。

そのため、大体25日前後から月末の支払いに向けての準備が始まります。

まとめ

経理の仕事内容と月次スケジュール感を紹介しました。

経理の仕事は会社の業務の中でも特に機密事項の多い内容が多いため、社内でも情報開示されないことが多々あります。そのため、経理が具体的にどんなことをやっているか知らない人も多いのが現状です。

経理は会社にとってはなくてはならない存在であり、また、専門性の高い仕事でもあります。

経理の仕事は今後高い確率でAIに奪われるしまうと思われます。しかし、AIが奪うことが出来る経理の仕事はごく一部であり、経理の業務の中でもインプット業務(伝票入力等の入力作業)がメインであり、経理の仕事のうちアウトプット業務(分析や数字を絡めた提案等)は奪われる事はないと思っています。

むしろ僕はこれからアウトプット業務に専念できると思うと早く優秀なAIが経理のインプット業務を早く奪ってくれないかなあと思っています。

これから転職して経理の仕事をする人、新卒で経理をやることになった人、これからもずっと経理をやっていきたいと思っている人はこれらを考えながら業務に取り組むと良いと思います。

 

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